お役立ちコラム

column

【丸わかり】LAN工事とは?依頼する際にかかる費用や流れを解説

LAN工事は、ネット環境を構築したり、プリンターやファイルを同一建物内で共有したりする場合に必須です。
しかし、工事の内容やかかる費用について疑問を持っている方も多いでしょう。

そこでこの記事では、LAN工事に必要な機材や工事の方法、費用相場などを解説します。
LAN工事についての知見を深めたい方は、ぜひご覧ください。

【丸わかり】LAN工事とは?依頼する際にかかる費用や流れを解説

LAN工事とはネットワークを確保するための配線

LAN工事とは、LANケーブルを使ってインターネット環境を構築したり、OA機器同士を共有したりする工事の総称です。
パソコンやプリンターなど複数の機器をネットに接続して利用する際は、LAN工事が欠かせません。

新しいオフィスやマンションの場合、すでにインターネット配線が導入されているケースが大半です。
すでにインターネット配線がある場合は、まず賃借人が借りている部屋でLAN工事を行います。

そのあとは、配線を行うだけで工事が完了するでしょう。
しかし築年数が経過した建物の場合は、壁の中にLANケーブルを通したり共有部分に工事をしたりする必要があります。

なおLAN工事をするために特別な資格は必要ありませんが、実績豊富な業者に任せたほうが安心です。

LAN工事に必要なものとは?3種類の機材を紹介

LAN工事に必要な機材は大きくわけて以下の3種類です。

● LANケーブル
● ルーター
● HUB

ここでは、3種類の機材について解説します。

1.LANケーブル

LANケーブルとは、ルーターとインターネットに接続したい機器をつなぐ有線の機材です。
2000年~2010年までは、インターネットを利用するのであれば必ずLANケーブルが必要でした。

現在は、大人数でのオンライン会議や大規模なデータを一度にやり取りする場合に、LANケーブルを用いるケースが多いです。

LANケーブルにはカテゴリー5〜8までの規格があります。
数字が大きくなるほど通信速度が速くなりますが、LANケーブルだけカテゴリーの数字が大きいものを使っても意味がありません。

パソコンやルーターがLANケーブルのカテゴリーに対応していなければ、十分な通信速度が出ないので注意しましょう。

2.ルーター

ルーターとは、インターネットをつなぐための窓口となる機器です。
「中継器」とも呼ばれ、ほかの場所とWANを構築する際にも必要になるでしょう。
また、ルーターに接続して初めてWi-Fiを飛ばせるようになります。
そのため、無線・有線どちらでインターネットを使う場合も必須の機器です。

3.HUB

HUBとは、LANを分配するための機器です。
一般的に、一つのLANには一つの機器しか接続できません。
しかし、複数の口を持つHUBを使えばそれだけ多くの機器を接続できます。
電源タップをイメージしてもらえるとわかりやすいでしょう。

ただし、多く機器を接続するほど分断先のLANは混雑しやすくなります。
そのため、全体の通信速度を見越した配線が必要です。

【表つき】LAN工事にかかる費用相場とその内訳

LAN工事にかかる内訳や、それぞれの費用相場は以下のとおりです。

工事の内訳 費用相場
ネットワーク設計費用 10万円程度~
ネットワーク設定費用 5,000~1万円程度
LANの配線・無線LANの設定 ・有線LAN:20万円程度

・無線LAN:5万円程度

VPN設計 2~5万円程度

上記すべてを業者へ依頼できますが、できるところは自社で賄うと費用を節約できます。
この費用相場はあくまでも目安なので、正確な費用は依頼を考えている業者に見積もりを出してもらいましょう。

LAN工事の手配方法とは?見積もりから実行まで流れを紹介

こちらでは、LAN工事の手配方法をステップ形式で解説します。

1. 見積もりをする
2. 見積書を作ってもらい比較する
3. 業者を決定し契約を結ぶ
4. 指定日にLAN工事を行う

一つずつ見ていきましょう。

1.見積もりをする

見積もりを取る際は、必ず複数の業者に依頼して相見積もりをしましょう。
相見積もりをすると、おおよその相場や業者の特徴がわかります。
また、アフターフォローの有無や範囲もわかるので、業者が絞りやすくなるでしょう。

見積もりを取る際は、机の設置場所や必要LAN本数をレイアウト図に書き込んで業者に提示するのがよいです。
図面があったほうがわかりやすく、正確な施工が可能となるでしょう。

そのほか、見積もりの際に現地調査を行ってもらうと、工事内容が適切かも判断できます。

2.業者を決定し契約を結ぶ

見積もりを審査して業者を決めたら、以下の内容を確認して契約を結びます。

● 工事の日程
● ほかの設備業者や建物管理会社との連携
● 工事機器の手配に必要な時間

なお工事期間の変更や遅れは決して珍しくありません。
LAN工事が終わらないと仕事ができない場合は、可能な限り日程に余裕を持って工事をしましょう。
日程ギリギリの予定を組むとだと、想定外の事態が起こり仕事に支障が出てしまいます。

3.指定日にLAN工事を行う

工事の期間は、工事の規模に比例します。
小規模な工事でレイアウトの変更もほとんど必要ない場合は、1~2日で工事が終わる場合もあるでしょう。

一方で、大規模なレイアウトの変更がある場合は、数週間~数か月かかるケースもあります。
工事が始まる前に入念に業者と確認しておくべきでしょう。

4.LANの動作確認を行い工事を終了する

工事が終わったら、必ず動作の確認を行いましょう。
以下のような場合は、再度調整が必要です。

● インターネットがつながらない
● 接続が不安定

また、時間が経ってから不具合が出る場合もあるため、工事終了後はすぐに連絡がつくようにしておくと安心です。
アフターフォローの電話番号や担当者名は控えておきましょう。

まとめ

LAN工事は技術の進歩により、年々簡単かつ正確になっています。
しかし、築年数が経ったビルや大規模なネットワークを構築する場合は、まだ時間も手間もかかるでしょう。

このほか、年度末前後は工事の希望も多くなっており、業者の確保が難しくなるケースもあります。
LAN工事を検討していて業者選びに迷っている方は、株式会社S.E.A.L.sへお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

CONTACT