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電気工事の見積りポイントは?失敗しない見積方法をチェック!

電気工事は、専門的な知識や技術が必要となるため、業者に依頼するのが一般的です。
しかし、業者に施工を依頼すると、当然ですが費用がかかるので予算を決めなければなりません。
予算を組むには、まずは見積りを取る必要があります。
見積りは単に費用の目安となるだけではなく、無駄な費用が組み込まれていないかなどをチェックするためにも必要なものです。

ここでは、見積方法や算出方法、内訳のチェック方法を紹介するので参考にしてください。

電気工事の見積りポイントは?失敗しない見積方法をチェック!

電気工事の見積方法

電気工事の見積りを算出する方法は業者によって異なりますが、多くの場合、2つの方法が採用されています。
1つは、「人工」と「労務単価」です。
「人工」というのは作業員のことで、「労務単価」は作業員の時給と考えると分かりやすいでしょう。

作業員が多ければ「人工代」は高額になりますが、その代わり短時間で工事が終わるので「労務単価」は安くなります。
逆に、一人親方など個人事業主の場合は「人工代」が安くなるものの、工事の時間が長くなることもあるため「労務単価」が高くなる可能性があります。

もう1つは、「材料費」と「労務費」です。
材料費は工事に必要となる材料や消耗品の金額、労務費は現場の管理費です。
材料費や労務費は、工事内容や現場の状況によって変わりますが、これは業者によって大きく違う可能性があるのでしっかりチェックしましょう。

電気工事見積りの内訳の見方について

電気工事の見積りは、「人工」「労務単価」「材料費」「労務費」によって算出されますが、これらの内訳で高いと感じる方が多いのが「労務単価」です。
人工代は作業人数で、必要以上に多い場合は素人でも分かります。
材料費や労務費に関しても、質問をすればきちんと説明をしてもらえるので、特に不満を感じることはないかもしれません。

しかし、労務単価に関しては、前項で「作業員の時給」とあるので、一般的なアルバイトやパートさんの時給を連想した場合、高いと思う方も少なくないようです。
「時給」といっても、電気工事の場合は電気工事士の資格を持っているプロフェッショナルなので、一般的なアルバイトの時給とは異なります。

電気工事の作業員の労務単価には、基本給や基準内手当、ボーナス、食事代、交通費などの諸経費も含まれています。
また、都道府県によって基本の労務単価が設定されているので、これを踏まえてチェックしてください。

電気工事の金額の仕組みについて

電気工事の金額の仕組みはとても複雑なので、専門業者にしか分からないというのが実情です。
労務単価だけ見ても、さまざまな諸経費が含まれているので、これの金額を1つ1つチェックするというのは現実的なことではありません。

また、工事の内容や現場の状況、現場までの移動時間によってもコストは変わってくるので、少しでも費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積を取って内容を比較してから検討しましょう。

見積り前にチェックすること

見積りというのは、ただ「見積りをしてください」というだけでは、正確な金額を算出できません。
現場の状況が正確に把握できていないと、いくら見積りをもらっても、最終的に金額が変わってしまうことがあるので、業者に伝えておきたいチェック項目を紹介します。

電気容量が足りるか

複数のオフィスや店舗が入っているビルの場合、電気容量が決まっています。
そのため、電気工事をしても容量が足りず拡張できないということがあります。
どうしても拡張したい場合は、ビル全体の電気工事が必要となり、費用もかさんでしまうので事前に電気容量が足りるかチェックしましょう。

空き回路があるか

電気機器を増やす場合、分電盤から電力を引っ張らなくてはなりません。
電力を引っ張るには空き回路が必要なので、空きがない場合は電気機器を増やせなくなります。
1つの回路で複数の電気機器を接続することもできますが、この回路に不具合が起きた場合、電気機器全体にトラブルが起こることになるので、空き回路があるかも確認しておきましょう。

失敗しない見積り方法

見積りで失敗しないためには、業者の実績やアフターサービスをチェックすることが大事です。
いくら見積り金額が安くても、工事経験が浅い作業員が施工をすれば不具合が発生するリスクが高くなります。
また、電気工事完了後にトラブルが起こることもあるので、アフターサービスがない場合は修理や改善の費用が別途かかってしまいます。

どの業者も見積りを出してくれますが、業者選びの段階で失敗してしまうと見積りをもらっても意味がないので、必ず実績やアフターサービスの有無、口コミなどをチェックしてから依頼しましょう。

見積りの見方が分からないときはプロに相談しよう

電気工事の見積りでは、単に金額を比較するだけではなく、どのような内訳になっているか、計算に間違いがないかなどのチェックも必要不可欠です。
しかし、電気工事の内訳を見ると言っても、専門知識がなければ何が正しいのか、どれが不要なのか分からないこともあるでしょう。

いずれにしても電気工事の見積りでは特殊な計算方法を用いられることも多いので、プロに相談するのが一番です。
当社でも電気工事の見積りを行っているので、ぜひご利用ください。

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