お役立ちコラム

column

LANケーブルとWANケーブルって何が違うの?それぞれの違いを解説

皆さんは日常生活で「LANケーブル」というワードを耳にする機会が多いのではないでしょうか?
家にパソコンを設置するときに必ず聞くワードですね。
また、それと似たワードで「WANケーブル」も聞いたことがあるかもしれません。
今回は、「LANケーブル」と「WANケーブル」について解説していきます。

LANケーブルとWANケーブルって何が違うの?それぞれの違いを解説

LANケーブルとWANケーブルって何?

まず、LANケーブルとWANケーブルの大枠を把握しておきましょう。
これらを大まかに言うと、LANケーブルは家や会社の中にあるPCを繋いでいるケーブルでWANケーブルは家や会社と全世界を繋いでいるケーブルだということです。

また、ここではLANを無線で繋いだものを無線LANと言い、その一種にWi-Fiがあると覚えておきましょう。
では、ここからは具体的にそれぞれのケーブルについてを見ていきましょう。

LANケーブルとは?

「LAN」とは、ケーブルや無線で同じ建物や部屋にあるPCやスマートフォンなどのデバイスを繋げた小規模ネットワークのことを言います。
(デバイスとはPCやスマートフォンなどの電子機器のことです)
そして、それぞれのデバイスを繋ぐケーブルをLANケーブルと呼びます。

このケーブルは、「コア線」と呼ばれる電気信号を流す線と「ホイップ線」と呼ばれるノイズを軽減するシールド線で構成されています。
また、ケーブルの種類は通信速度や伝送帯域によって様々な物が存在し、使用する環境に合った物を選ぶ必要があります。
詳しくは、次項で紹介します。

ちなみに、「LAN」は「LOCAL AREA NETWORK」の略称です。

WANケーブルとは?

次に「WAN」の説明をします。
「WAN」とは、広域ネットワークのことを指し、複数の国や地域を繋いでいる大きなネットワークのことを言います。

私たちがよく耳にする「インターネット」こそが「WAN」の代表例です。
「WAN」は、複数の「LAN」を繋いで大規模なネットワークを構築しているため、個人のスマートフォンから全世界にInstagramで写真を発信したり、家のPCで世界中のYoutuberの活躍を見たりすることを可能にしています。

また、「WAN」に接続するために使われるケーブルの代表例が「光ケーブル」です。
このケーブルは、光ファイバーというプラスチックやガラスを細い棒状にした導体で構成されており、光の信号でデータを伝送することができます。

ちなみに、「WAN」は「WIDE AREA NETWORK」の略称です。
正式名称の「LAN」と「WAN」を和訳すると理解が進みますね。

Wi-Fiって何?

最近では、「LAN」や「WAN」の他に「Wi-Fi」という言葉を耳にします。
「Wi-Fi」は、無線LAN技術における1つの通信規格の名称であり、その他の通信規格で有名なものに「Bluethooth」があります。

つまり、無線LANという大枠の中に「Wi-Fi」や「Bluethooth」というものがあるとイメージするとわかりやすいです。

LANケーブルとWANケーブルってどんな種類がある?その特徴は?

ここでは、前項で少し触れたLANケーブルとWANケーブルの仕組みについて解説します。
ちなみにLANケーブルの分類は”カテゴリ”と表現されているので、このことも頭の片隅に置いておくと理解がスムーズになります。

LANケーブル

LANケーブルは前項でも触れた通り「通信速度」や「伝送帯域」の違いで分類されています。
「通信速度」は、文字通りインターネットの動作の速さを示した値で、その値が大きいほど動作が早くなります。

また、「伝送帯域」の値が大きくなると、1秒間に送信できるデータの量が大きくなります。
それでは、それぞれのLANケーブルの特徴と使用用途を見ていきましょう。

①カテゴリ5e(通信速度;1Gbps、伝送帯域;100MHz)

このケーブルは、一般家庭でよく用いられる標準的なLANケーブルです。
PCやスマートフォンでのインターネット利用などの一般的な用途で使用する場合に最適です。

②カテゴリ6(通信速度;1Gbps、伝送帯域;250MHz)

カテゴリ5と比べ通信速度は同じですが、伝送帯域が大きくノイズ耐性が高いため大容量のデータでもスムーズに送受信できることが特徴です。
そのため、複数のネットワーク機器(パソコンやプリンタなど)を使用する企業向けのケーブルになります。

③カテゴリ6A(通信速度;10Gbps、伝送帯域;500MHz)

カテゴリ6よりも「通信速度」が速く、「伝送帯域」が大きいので、広めのオフィスに使われています。

④カテゴリ7(通信速度;10Gbps、伝送帯域;600MHz)

カテゴリ6Aと比べ「通信速度」は同じで、「伝送帯域」が少し大きくなっています。
それに加えてノイズ耐性を付加しているので、精密機器の多い工場などの特殊な環境で力を発揮します。
しかし、一般のオフィスでは期待する効果を十分に発揮できないのでコストパフォーマンスが悪くなります。

⑤カテゴリ7A(通信速度;10Gbps、伝送帯域;1000MHz)

カテゴリ6Aと比較すると「通信速度」は同じで、「伝送帯域」の値が2倍です。そのため、より大容量の通信に向いているケーブルです。

⑥カテゴリ8(通信速度;40Gbps、伝送帯域;2000MHz)

カテゴリ7Aと比較しても「通信速度」が4倍、「伝送帯域」が2倍となっているため、大容量を高速で通信できるケーブルになります。
このケーブルは、画像関連の業務に使われたり、データセンターやサーバールームに使用されたりします。
(bpsとは、1秒間に何ビットのデータを転送できるかを示す単位です)

上記のように、一般家庭で使うのであればカテゴリ5Aで十分力を発揮できることがわかります。

WANケーブル

インターネット上で、WANケーブルというワードを検索しても、ヒットしないことがしばしばあります。
これは、「WANケーブル」は広域ネットワークである「WAN」に接続するための「ケーブル」なので正式名称ではないからです。
では、「WAN」に接続するための「ケーブル」には何があるのでしょうか?

それは、「光ケーブル」と「同軸ケーブル」です。
ここではこれらを解説していきます。

①光ケーブル

光ケーブルとは、光ファイバーを利用したケーブルで光を使って送受信を行います。
そのため、大量のデータを高速で送受信できることが特徴です。

しかし、このケーブルは、設置工事が必要であったり、値段が高かったりする点がデメリットになります。
家庭用インターネットを契約した際に、業者から工事が必要という話が出るのは、光ケーブルを設置するためのものになります。

②同軸ケーブル

同軸ケーブルは、一般的に知られている銅線などの導体を使ったケーブルです。
このケーブルは値段が安く、取り付けも容易なことが大きな利点です。

また、同軸ケーブルはケーブルテレビの配信用として使われる例が最も一般的で、ケーブルテレビの契約とともにインターネットの契約を勧められることもしばしばあります。

しかし、このケーブルは電気信号での送受信をするので、光ケーブルに比べると伝送速度が遅く、大容量のデータをやり取りするには適していません。

まとめ

今回は、LANケーブルとWANケーブルの違いや種類について解説しました。
現在では、IT関連の言葉を多く耳にするようになりました。
この記事を参考に、ITによるより快適な環境作りの一助になれれば幸いです。

お問い合わせ

CONTACT